雨のち晴れ
ゆかりや優香が家をでてから、春菜は家の中だけだが、自分の部屋から出るようになった



ある日、橘は和也を居酒屋に呼び出していた
「春菜さんもだいぶ笑えるようになりましたね」
「はい、先生のおかげです」

「いいえ。春菜さん自身が頑張っているからですよ」

「そうですね」

和也はとても嬉しそうだった


「そこでですね、今度は少しずつ散歩など外に出かけるようにしませんか?いきなり、働くというのはやはり難しいと思うので」

「はい、私もそう思います。私から春菜に声をかけてみますね」


和也は真剣な目をして橘に告げた
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