雨のち晴れ
並の音…

ただただ、並の音だけが聞こえる

二人は海に来た

「わぁ海だ。でも夜の海はちょっと怖いね」

春菜は屈託ない笑顔で橘にそう言う

すると橘が
「もうすぐ朝日が登るよ。それまで花火する?」
春菜に言う
「いいねーでも花火なんて持ってないよ」

「じゃじゃーん」

橘はいつの間かこっそり買っていた花火を春菜に見せた

それを見て春菜は喜ぶ

「すごいきれいだねー」

二人は子供に返ったようにいっぱい笑って、いっぱいはしゃいだ
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