雨のち晴れ
春菜はわかっていた

いつまでも、先生に甘えていてはいけないと


散歩を終え、春菜は橘の家に戻った


「ただいま先生。」

「おかえり」


「ねぇ…先生」

「うん?」


「お願いがあるの。もうすぐね、お父さんの誕生日なの。一緒に先生もお祝いしてくれませんか?」


春菜は先生に聞いた




「いいよ」


橘は笑ってそう言った
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