雨のち晴れ
七時過ぎになって
ようやく準備ができた


「和也さん来て下さい」

橘が和也を呼ぶ

暗い部屋にケーキに飾ったろうそくだけの明かりが灯る

三人とも席に着いた


「お父さん、お誕生日おめでとう」

「和也さんおめでとうございます」


「二人ともありがとう」


和也はわらって言う

「じゃあ、お父さん火消して」

春菜がそう言って和也がろうそくの火を消す

そしてパーティーが始まる
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