雨のち晴れ
「うん、料理もおいしい。ケーキもおいしい」


和也はとても感動していた


三人で笑い楽しんだ

「お父さん、あとプレゼントがあるの」

春菜がそう言って席を立ち奥の部屋から何か袋を持ってきた
和也が袋を開け、中から何かを取り出す
出てきたのは
帽子だった

だまりこんでいる和也に春菜は不安になり


「ごめんお父さん。気に入らなかった?」
「違うんだよ。嬉しくてなぁ」

和也はあまりの感激さに泣きそうになっていた

「ありがとな。ありがと」
何度も何度も春菜にそう言った




それから三時間ばかりして、お酒に酔いつぶれた和也を、橘がベッドまで肩を貸し連れていく

和也は酔っていたので、すぐさま眠りについた
< 132 / 200 >

この作品をシェア

pagetop