雨のち晴れ
橘と春菜が出会ってから、約半年という月日が流れた

その間二人は会話はないが欠かさず手紙の交換
そして毎週火曜日
午後七時半

橘は春菜のもとを訪れていた

「先生、こんにちはー」

「あっこんにちは」

橘に話しかけたのは
春菜の姉、優香だった

「先生も大変だね」
「そんなことないですよ」
橘はあっさり返した
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