雨のち晴れ
「ツトムは何も悪くない。悪いのは私なんです」

「うん?どういうこと?どうして君が悪いの?」

「私が…
私が、
強くなかったから…」


「春菜ちゃんそれはどういうこと?」

橘が聞き返す

「ねえ先生、ツトムに伝えてもらえませんか?」
「なにを?」


「ツトムは何も悪くないと。だから、私のことなんて忘れて…幸せになってと」

橘はチャンスだと思った
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