さくらへようこそ
「お断りします。

第一、あんたはさくらさんとは一体どう言うご関係なんですか?」

呆れながら言った安部に、
「さくら?」

達也が驚いたと言うように聞き返した。

「おい、どう言うことだよ?

俺が聞いた名前と全然違うじゃねーか!」

達也が安部に顔を近づけた。

顔を近づけられた安部は、
「気持ち悪いなあ!」

達也から逃げるように1歩後ろに下がった。

「俺、そう言う趣味はねーんだよ!」

そう言った安部に、
「俺だってこんなヤローよりも浅倉南ちゃんみたいなかわいい女の子がタイプだよ!」

達也も何クソと言うように言い返した。
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