また、キミに逢えたなら。


プラネタリウムの上映時間まではもう少しあるので、その間に館内を見て回ることにした。



隕石の破片が展示されているのをシロー君は興味深く見つめていて。



「あは、そんなに気になるの?」



私にはただの石の塊にしか見えないのに。


こんなのが空から降って来たなんて本当かな。



「この山に降って来た隕石だろ?興味湧くじゃん。ここの地名も隕石が降って来たから星にちなんだものになってるらしいし」



シロー君は興奮気味に私の顔を覗き込んだ。


嬉しそうにしているのを見て、なんだか私まで嬉しくなる。



「へぇ、だから“星月山台”って言うんだ」



全然知らなかった。


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