また、キミに逢えたなら。


説明文にはここの地名の由来と、いつの時代に落ちて来た隕石かが詳しく記載されていた。



隕石は流星が大気中に燃え尽きずに地上に落下して来たもの、らしい。



「すごいよなー、宇宙レベルで見たら人間なんてちっぽけな存在なんだろうな」



「うん、そうだね」



何億光年も前から惑星は存在して、地球だってその内の一つに過ぎない。



まだ知らない未知の世界がたくさんある。



「でもそう考えたら、こうやって巡り逢えたことも奇跡だと思わない?」



宇宙レベルの中の地球っていう惑星で、たまたまこうして出逢えたこと。


同じ場所に立って


同じ景色を見ていること


そのどれもが奇跡に近い。


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