また、キミに逢えたなら。
小さく頷く。
行ける日は毎日行って少し話して帰る。
それでも急な検査とかが入ることもあるから、事前に確認はするんだけど今日は行っても大丈夫みたい。
「私も行っちゃダメかな?」
「えっ!?」
「だってどんな人か気になるもんっ。中々紹介してくれないしさー」
瑠璃なりに一応、心配してくれているらしい。
「シロー君に聞いてみるね」
そう言って早速LINEでメッセージを送った。
部屋にいると退屈らしくて、いつもすぐに返信が来る。
スカートのポケットから伝わる振動。
どうやら返事が来たみたい。
「オッケーだって」
「やったね」
こうして
放課後、瑠璃と病院に行くことになった。