また、キミに逢えたなら。
樹里ちゃん……。
安らかに眠ってね。
樹里ちゃんの笑顔は本当に可愛くて。
癒されてたんだよ、いつも。
ごめんね……っ。
何も出来なくて。
もっともっともっと
色んなことを話したかった。
しばらくすると、お父さんらしき人が二人の小さな子を連れて戻って来た。
樹里ちゃんより少し背の高い女の子と、まだ小さい3歳くらいの男の子。
二人共樹里ちゃんにそっくりだった。
お姉ちゃんと弟がいるって……言ってたもんね。
…………っ
「本当にありがとう。どうか樹里のことを……忘れないでやってね」
樹里ちゃんのお母さんは、泣きながら私達に頭を下げた。
樹里ちゃんの笑顔が頭に焼き付いて離れない。
胸が苦しくて涙が止まらない。
樹里ちゃんを乗せた霊柩車が見えなくなるまでずっと立ち尽くしていた。