また、キミに逢えたなら。


今日が平日なのか休日なのか


昼なのか夜なのか


日付けと時間の感覚が狂っているせいで全然わからない。



たくさん付いていた医療機器も、今は最小限の物だけになっていた。



それによく見ると病室を移ったのか、ナースステーションのすぐそばの重症患者が入院する部屋にいた。



よっぽど重症だったということだろう。



「今は夜だから今晩はここで休んで、明日になったら部屋を移ろうか」



そう言って佐埜先生と看護師さんは出て行った。



面会時間が終了したということで母さんも帰った。


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