また、キミに逢えたなら。


だけど次の日になっても



その次の日になっても



1週間以上が経っても、莉乃が病室にやって来ることはなかった。



保に聞いても“知らない”の一点張りで、まだ歩行がやっと出来るようになったばかりの体では、院内を探しに行くことすら出来ない。



日に日に募る疑問。


莉乃……なんで?


もう俺に逢いたくなくなったのか?



いくら考えても答えが見つかるはずもなく、ただただ“明日になれば来るだろう”って、そう信じて待つしかなかった。


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