私の心を温めて


?『ねぇ、俺と友達になってよ』


そう私に話し掛けてくれた男子の名前は

秋山涼介だった

秋山くんは普段は独りで教室に居る

教室に居る時は

いつも外を眺めてたり本を読んだりしてる。

すごくかっこいいのにみんなは話し掛けない。

理由は知らないけどんまぁ要するに

『一匹狼』

って所かな?

でも何で私に話し掛けて来たんだろ。

とにかく無視するわけにはいかないから話そう。


春菜『え、私が…何で?』


涼介『いいから、俺と友達になってよ』


春菜『えぇ、いきなり言われても…』


涼介『言っとくけど拒否権無いからな?』


春菜『え!?な、何でよ!』


涼介『んまぁいいだろ、これから毎日全部俺と行動だからな』


春菜『え!?それって、登下校も…?』


涼介『そうに決まってんだろ。』


春菜『ちょっと待ってよ!嫌だよそんな…』


涼介『はい、拒否権なーし。』


春菜『えぇ…は、はい。』


涼介『これからお前の事、春菜って呼ぶわ』


春菜『わ、私は何て呼んだら…』


涼介『俺が下の名前で呼んでんだから普通お前も下の名前だろ』


春菜『…涼介?』


涼介『それでいい、これから宜しくな、春菜』


春菜『う、うん。よろしく…。』


こんな流れで私と涼介の新しい高校生活が始まった

何故涼介が急に私に話しかけたのかは分からなかったけど…

んまぁ

独りで居るのは無理!

な性格の私にとっては独りじゃないからいっか。

でもこれから先の高校生活が不安だな…。




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