にんぎょの涙



「とりあえず、冷やすんだっけ…」


自分の頭の中にある知識で出来ることをやっていく。


大丈夫…だよね。


「あぁ!遅刻するっ!」

あたしは、スヤスヤ寝ている王子をおいたまま、教室へと走りだした。



定期を落としたとも知らぬまま…。


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