余命宣告



事実を突きつけられて。

何も、考えられなくなった。


自分の家まで

どうやって帰ってきたのか

それすら、わからない。



俺は

なんで生きてるのか

何か意味はあるのか


何で、

俺じゃなくて

さくらなのか


頭の中を駆け巡る。


目を閉じれば

自分が一番泣きたいくせに

無理して笑う

さくらの顔が


離れない。



< 23 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop