空色恋愛。【完】






嘘をつくとすぐに侑夏に
ばれていた。



侑夏はすぐになんでも
お見通しだった。



私に嘘ついたらすぐに
バレるんだからね?
浮気したらすぐ言ってよね?


なんて付き合っている頃は
よく侑夏は言っていた。



「美鈴…侑夏…」




俺の中では2人の女の子のことで
頭がいっぱいだった。



考えれば考えるほど
どんどん侑夏が出てきた。




侑夏のことは
好きではない。




そう思いたかった。





俺が好きになるのは美鈴。





美鈴は俺の彼女。





そうひたすら俺の心に
言いつけた。



< 105 / 212 >

この作品をシェア

pagetop