空色恋愛。【完】
「美鈴と、キスでもしてみれば?」
「は?お前それは軽すぎだろ、
いくらなんでもよ。」
「まあ、そうかもだけどさ、
好きになれるかもよ?男の俺らなんてそんなもんだろ。」
「いや、まぁ、そうかもしれねーけどさ…」
「あ、なに?!
橙也ってまだキスもしたことねーの?!」
「さすがにあるわい!!!」
俺はケータイ越しの拓馬に
大声で言った。
「あ、でもあれだろ。元カノとしかまだしたことねーんだろ?」
「うるせー、まじ拓馬黙れよ」
「まあ、まあ、橙也、怒るなって」