空色恋愛。【完】






侑夏が着くまであと10分あった。



俺は近くのコンビニで
侑夏を待つことにした。




コンビニに入ると俺は
飲み物のコーナーにいった。




____侑夏はコーヒーは苦手だから…




侑夏はきっと寝不足だ。



だからなにか
目の覚めるものを買って行こうと俺は考えていた。



____これでいっか。




俺は侑夏がいつも飲んでる
栄養ドリンクの
レッドブルを買った。




コンビニを出ると、




「裕介、まじごめん、ほんとごめん」



と息を切らせた侑夏がやってきた。




「一限実験なんだからちゃんと起きろよな?
早くいくぞ、後ろ乗れ」




「あーもー、ほんとごめんなさい」




「侑夏太った?」




「失礼な!太ってないわい!」




「ははは、痛い痛い、やめろよ、ほらよ、昨日寝てないんだろ?
レッドブル買っといてやったよ」




「ふえ?!
あ、ありがと」




「しっかり掴まれよな」





そう言うと侑夏は
俺のお腹あたりを
ぎゅっと握った。


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