空色恋愛。【完】
侑夏が遅刻することは
珍しかった。
葵が遅刻することの方が
多かった。
そんなにやはり、晴人の告白が影響しているのか…?
「侑夏、晴人に告られたんだってな」
「裕介も知ってるんだ…」
「まあな。そりゃ友達だしな」
「私ね正直どうすればいいなわからないの。
晴人はいままで何度と助けてくれたからね、傷つけたくない相手なの…
だけどね、私きっと晴人のこと好きだけど本気で好きになれない。」
侑夏は俺の背中にコツンと
おでこをつけてきた。