空色恋愛。【完】
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@侑夏
あれから月日は経ち、
夏休みになった。
夏休み初日、
私たちはさっそく四人で
伊豆に旅行にきた。
テストが終わった開放感と、
私は少しだけ最近、
橙也のことを考えずに
過ごせていた。
「うわー!
めっちゃ海綺麗!」
「窓からでかい声だすなよな」
「裕介ごめんごめん」
私たちは裕介の車で
きていた。
高校生の時は車でなど
友達と移動したことがなかった。
なんだか少し新鮮だった。