空色恋愛。【完】
早速目的地に到着した私たちは
水着に着替え海にきた。
葵と裕介は浮き輪を膨らましていた。
いてもたってもいられなかった
私と晴人は先に海へと
走っていった。
「やばーっ!
今年初海だよー!!」
「ちょ、侑夏やめろよ、いきなり顔にかけるのは反則!」
「へへへーん、あーほんと楽しいなー!」
「侑夏?」
「んー?」
「辛くない?」
晴人は私の手をつかんだ。
「うん、みんながいてくれるから、
辛くないよ。」
「俺には侑夏が無理してるようにしか思えない。」
「いや…そんな。…。」
晴人はなんでもお見通しだった。