空色恋愛。【完】
「俺ら似た者同士だな」
_____あぁ、またそうやって笑う…
裕介は橙也と同じように笑うとえくぼができる。
「…?!!」
話しているといきなり大きな波が押し寄せてきた。
咳き込む私と裕介。
「今のやばかったー…うぅー鼻が痛いよ、目も痛いよ…」
頭から海水をかぶった私。
コツン…。
____へっ?
裕介が私の肩に頭を乗せてきた。
なぜか私はすごくドキドキした。
私の胸に裕介の胸が当たる。
裕介の心臓の音が伝わってくる。
「あんましさ、侑夏、他の奴の前でも可愛くいないで。
無防備すぎるよ。」
「ふえっ?!
ちょ、なにいってんの?!や、や、や、やめてよ!!」
きっと果林ちゃんに私がどこか似ているんだ。
そうに違いないと思った。
「てか、侑夏って意外と胸あるんだな。」
「ちょ、晴人!」
晴人がグイッと引き寄せた。
「はい、そこイチャイチャしなーい」
葵と晴人が帰ってきた。