空色恋愛。【完】
@橙也
「ねー?私たち付き合って二ヶ月経ったよ?」
「もうそんなに経ったのか…
早いな。」
「ねー?橙也くん、本当に喜んでる?」
「美鈴…、喜んでるよ」
俺は夏休み初日、
美鈴の家にきていた。
今日は二回目の記念日だったそうだ。
「橙也くん?
私のこと好き?」
「好きだよ?」
「なら、美鈴とキス…もできるよね?」
「え…?あぁ、うん、まあ…」
美鈴は最近、キスやエッチを求めるようになった。
どちらもまだしていないのだが、
美鈴は最近したがる。
「美鈴、でも俺まだそういうことは…」
「私じゃなくて侑夏ちゃんがいいから?」
「そういうわけじゃなくて…」
「そういうわけじゃん!
いつもいつもわたしのことみてくれてない!」
美鈴は俺のことを押し倒してきた。
目には涙を浮かべていた。