空色恋愛。【完】
美鈴の体までを利用した。
_____侑夏に会いたかった…
美鈴は俺の隣で眠っていた。
「ねー?橙也くん」
「ん?」
「私のことたくさん利用してもいいからね?」
横で寝ている美鈴は小さな声で言った。
「私、初めてが橙也くんでよかった」
「…?!初めてだったのかよ!?」
「ごめんね、黙ってて…」
俺も思った。
ヤってるときに、あれ?と思った。
まさか美鈴が処女だったなんて。
_____あーもー、本当俺最低。
ヤって何が良かった?
自己満足?
気持ちよかった?
俺は美鈴の全部を知ってしまった以上、もう美鈴しかみない。
「んっ…橙也くん」
「美鈴、好きだよ。」