空色恋愛。【完】
「橘くんとは、前からラインとかは結構してたんだけどね。
テスト期間になってから、迷惑だと思って私、やめちゃったんだよね」
「はじめに侑夏、
橘くんのことかっこいいー!って言ってたもんね。
大学はいってすぐの時とか」
そうだ。
私は大学にはいってすぐに、
橘くんのことをかっこいいなと思っていた。
なんとなく友達になり、
大雅とは仲が良かったため、大雅を通じて私がラインを聞いた。
「今日、橘くんに会って私すっごくどきどきしたし、めっちゃ緊張したんだよね」
「でも橙也くんと橘くんって、かっこよさ違うよね?」
「橙也には似てないよね。
橙也に似てるのはどちらかと言えば裕介」
「んまあさ、
橙也くんのこと少しずつ忘れていこうよ!ね?」
「うん、そうだよね」
私はいつの間にか橘くんからの
返事を待っていた。