空色恋愛。【完】
「まあ、長く付き合ってたら、そりゃ簡単には忘れられないよな」
「まだやっぱ私、元カレのこと好きなのかな?」
「さあな。でも侑夏が元カレのことを好きでも俺はいいと思う。
俺も似たような心境にいるからってのもあるけどな。」
「だね。笑」
コイバナが終わると同時に私たちは学校の最寄り駅についた。
「葵だ、おはよー!」
「あ、侑夏と裕介!遅いよー、一限間に合わなくなるから早くいこー!」
裕介みたいに共感してくれる人がいて良かった。
そう思った大学一年生の春。