空色恋愛。【完】









☆★☆★☆★☆★☆★









「侑夏?」







「あっ、ごめん…」





「もう、一年か…」






「うん、橘くんと付き合って一年。


それに橙也と何もなくなってから一年経ったよ。」






私は裕介と実験室にいた。




二年生になった。



いつの間にか時はものすごい早さで過ぎていっていた。






「裕介、

私さ、橘くんが大好きだよ」






「あぁ。」






「…でも、橙也の泣いた顔が頭からあの日から離れないんだよね」





私はレポート用紙をびりびりに破いた。



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