空色恋愛。【完】
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@橘





『橘くん!みてー、これ、すっごく、綺麗じゃない?』





『ほんとだ、めっちゃきれー!』





『私ね、四つ葉のクローバーの形しててね、きらきらしたものが大好きなの、ほら!これもそうなの!』





彼女は自分がしていたネックレスを見せてきた。




『侑夏に似合ってるね、それ』





『ほんと?』





侑夏は目を輝かせていた。






『買ったの?』






『…ううん、プレゼントでもらったやつだよ』






『元彼に?』







『…うん。』





俺はあの頃から思っていた。





侑夏は元彼のことをきっと
忘れられていないのだと。




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