空色恋愛。【完】
「んまあ、いいんじゃね?」
「きっとこれなら、大丈夫だよ。」
橘君は私の頭をぽんっと軽くたたいた。
「じゃあ…そーーー!!!送信!」
ラインの既読はつかなかった。
「今日中に見てくれるかな?
あー、でももしかしたらブロックされてたり…」
「いいから侑夏はちゃんとそいつに伝えられるように準備しとけよ。」
「侑夏なら大丈夫だからさ。
来てくれるよ、きっと」
「うん…」
美味しいはずのマロンクレープの味があまりしなかった。
考え込みすぎてクレープどころではなかった。