空色恋愛。【完】




八時を時計は回っていた。




まだ公園に橙也の姿はなかった。




これでこなかったら諦めよう。




私は今日で最後にしようと思った。





もしこれで橙也がちゃんと来てくれたら、橙也への思いをしっかり伝える。




でもこなかったら…







「…侑夏?」







橙也だ。





橙也が来てくれた。






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