空色恋愛。【完】




「俺、一年前の今頃彼女いたじゃん?


あいつとはもう別れてさ、いや、あの日侑夏にあった日にもう別れた。




それからはもう恋愛とかしてなくてさ。


あのあとはずっとバスケしかしてこなかった。


バスケしてると楽しくてさ、
侑夏ともよく中学の頃はやってたよな。」






「どうして?

どうして彼女と別れたの?」






「好きになれなかったから。」






橙也は少し悲しそうな顔をした。






「好きになれなかったんだ。」






きっと私が傷つけた。
そう思った。









< 196 / 212 >

この作品をシェア

pagetop