空色恋愛。【完】
「俺、一年前の今頃彼女いたじゃん?
あいつとはもう別れてさ、いや、あの日侑夏にあった日にもう別れた。
それからはもう恋愛とかしてなくてさ。
あのあとはずっとバスケしかしてこなかった。
バスケしてると楽しくてさ、
侑夏ともよく中学の頃はやってたよな。」
「どうして?
どうして彼女と別れたの?」
「好きになれなかったから。」
橙也は少し悲しそうな顔をした。
「好きになれなかったんだ。」
きっと私が傷つけた。
そう思った。