空色恋愛。【完】
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@侑夏




「もっと、膝の使い方変えたら?」


「こう?」



綺麗に円を描いてゴールに
ボールが吸い込まれた。


「ナイッシュー、やるじゃん、晴人も。」


「だろ?やっぱ俺才能あるんじゃん?」


「はい、こら。
調子に乗ると入らなくなるよ?」


私はくすっと笑った。



「侑夏、なんでマネージャーとしてお前は入ったの?」


同じバスケサークルの晴人が言う。


「んー…バスケにはちょっと思い出あるし、やりたかったんだけど、ほら」


私は膝を指差した。


「高3の夏大の最後の時に膝、思いっきり痛めちゃってさ。」



「バスケできねーの?」



「ううん、できなくないけど、
無理をしないであんまり派手なプレーはしないでくださいって言われちゃって、なーんか、そこまでしてバスケするのもなーって」



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