空色恋愛。【完】


「それならバスケ以外のマネージャーとかにしとけばよかったのに、辛くね?」



「んまあ、辛いけど…
でもやっぱり、バスケは好きだしさ、ルールも分かるから見てて楽しいし。」


「でもはじめ、サッカーサークルの先輩にめっちゃ勧誘受けてなかった?」


「あー、そうなの。
でもやっぱなんか、サッカーよりバスケに魅力を感じちゃってさ。」


私はペロッと舌を出した。


「それに、侑夏ってば、元カレに会えるんじゃないかとか思ってるんだよ!」



「ちょ、葵!」

< 29 / 212 >

この作品をシェア

pagetop