空色恋愛。【完】
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@裕介
俺は何を間違えたのだろうか。
「裕介が寂しくさせたせいだよ…」
彼女は泣いていた。
俺が一体何をしたのだろう。
頭の中が真っ白だった。
「私の…
私のせいじゃないもん!」
果林は泣きそうな声をして
俺に訴えてきた。
果林は同じサークルの先輩と
そういう関係になったらしい。
俺以外の男と
ヤったらしい。
俺の頭は話についていくので
精一杯だった。
「…果林、ごめん。
もう俺の前に二度と現れないで。」
俺はそう言葉を残し、
果林を振った。