空色恋愛。【完】
「あぁ、ごめん。
ちょっと夢が泣けてさ」
「ねー、侑夏と裕介ー!
遅いから私と晴人で席取ってんねー!」
「あぁ!
葵と晴人ありがとー!
すぐ行く!!」
侑夏は俺が泣いた理由について
すぐに勘付いた。
「裕介、ちょっと自販いこ!」
そう言い、侑夏は俺の腕を
引っ張った。
「お、おい、生物実習遅れるぞ!」
「へーきへーき!
ほんと少しだから!」
そういい彼女は自販機まで
俺を連れてきた。
すると彼女は俺の分まで何かを買った。
「はい、これ。
裕介が好きなやつ、これ飲むと元気でるよね!
私も好きなんだ」
侑夏は全力で笑った。