空色恋愛。【完】
「裕介?」
私は急に裕介の名前が呼びたく
なった。
「ん?」
「裕介、ディフェンスの時、
腰が高く上がりすぎ、17番は右にフェイントかけて左に切り返すの異常に早いから注意しときなね」
「お、おう…」
「あと、17番、押しには弱いから
裕介の押しがあれば大丈夫…って?!ちょっと、裕介!?」
裕介はいきなり私の髪の毛を
ぐしゃぐしゃにした。
「大丈夫。
17番には絶対負けねーよ。
いや、法政には負けねーよ。」
____あぁ…。
ピースを満面の笑みで
私にしてくる裕介。