空色恋愛。【完】
「……侑夏だ。」
拓馬が指差した女の子を見た
瞬間、侑夏だと確信した。
見た目は変わっていた。
長かった胸当たりまであった髪も
方より少し長いくらいに
なっていて。
髪の色も明るくなっていた。
雰囲気はまるであの時と
別人だった。
「元カノちゃん、なんか楽しそうだな。」
「あぁ…」
侑夏の周りには、女の子1人と
仲の良さそうな男の子が2人いた。
男の子が侑夏の頭に手をおき、
ばかにしてるのか分からないが
じゃれあっていた。
「元カノちゃん、あのどっちかが彼氏かな?」