空色恋愛。【完】





「橙也?どうしたの?」



私はまた作り笑顔をした。




「あの…これ、LINEのIDと電話番号書いてあるからよかったら登録しておいて!」




「へ?!
あぁ、うん!ありがとう」



「夏休みとか藤代中のみんなで集まって同窓会とかできたらいいなって、話してたりするんだよ、
それでさ、今いろんな人の連絡先集めててさ!」




「中学とか懐かしいな〜。
うん、わかった、ありがと、あとで登録しとくね」



「じゃあ、またな!」




「うん、またね」




またな。



またね。



また次の日会えるみたいじゃん。



会えないくせにさ。




私いつからこんな橙也のことしか
考えられなくなってたのかな?




橙也にだって、
彼女とかいるかもしれないじゃん。

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