空色恋愛。【完】





どうして橙也じゃなきゃ
だめなのだろうか。



「ねー、侑夏?
橙也くんもまだ侑夏のこと引きずってる気がするんだけど…」



「へ?
そんなことないよ、橙也は優しいからさ」




「連絡先ももらったし、
なんかもういいかなってさ!ほらほらしんみりしないで帰ろ!」



_________________☆



「葵と裕介は横須賀線かー、じゃあ、またね!」



「じゃーな!」




「またねー」




葵と裕介に手を振り、
私と晴人は別の電車へと向かった。




「侑夏の元カレかっこよかったな、
身長も高いし、バスケもうまいし」




「そうかな?
バスケは確かにすごくうまいけどね。
でも晴人だって負けてないよ」



「バスケがうまいだけで、
俺からしたら尊敬だわ。」




「はははっ、晴人バスケ大好きだもんね」




「まあな」

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