空色恋愛。【完】
どうして橙也じゃなきゃ
だめなのだろうか。
「ねー、侑夏?
橙也くんもまだ侑夏のこと引きずってる気がするんだけど…」
「へ?
そんなことないよ、橙也は優しいからさ」
「連絡先ももらったし、
なんかもういいかなってさ!ほらほらしんみりしないで帰ろ!」
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「葵と裕介は横須賀線かー、じゃあ、またね!」
「じゃーな!」
「またねー」
葵と裕介に手を振り、
私と晴人は別の電車へと向かった。
「侑夏の元カレかっこよかったな、
身長も高いし、バスケもうまいし」
「そうかな?
バスケは確かにすごくうまいけどね。
でも晴人だって負けてないよ」
「バスケがうまいだけで、
俺からしたら尊敬だわ。」
「はははっ、晴人バスケ大好きだもんね」
「まあな」