空色恋愛。【完】
「あ、あのね!
私、バスケのサークル見に行きたいんだよね!
晴人くんは、バスケのサークル興味ない??」
「晴人でいいよ。
俺、サークルに先輩いてさ
入ろうと思ってるよ」
「ほんと?!
奇遇だね!私も先輩がいるの、男の先輩なんだけどね、すごく尊敬できる先輩でさ!」
俺と侑夏はTOEICのテストのことなんかそっちのけで話した。
TOEICなんて勉強したところで
変わらないし、
どうでもよかったけど。
俺は人見知りで侑夏みたいに
いろいろな人に話しかけれなかった。
だから侑夏が居てくれて
よかったと思った。