空色恋愛。【完】


一瞬、反対側のホームに立っている
長身の男の子が元彼に見えた。


が、元彼なはずはなかった。


友達から聞いたのだが
彼は都会の大学へと進学したらしい。

明治大学とかなんとか…


私にはそんな大学になんぞ
入れなかった。

明治大学も受けたが私は落ちてしまい
滑り止めだった大学へと進学。


彼には頭脳でも負けていた。


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