空色恋愛。【完】


『侑夏が泣くことを知ってたから。』





『…んまあ、確かに泣いちゃったけどさ…』





『前から言ってたんだよね、
侑夏はいつもみんなの前で笑ってるけど泣くときはみんなの前では絶対にしないから、だから無理に笑ってるところを見ると辛い…ってさ!』





『でも晴人がそんな風に思ってくれてたなんて…』





『侑夏は晴人のことどう思ってるの?』





『そりゃ、晴人は橙也と同じで身長も高いし、バスケもうまいし、優しいし…かっこいいとも思うけど…

でもこの気持ちは、
好きとかじゃないと思う』





『なら、それをちゃんと
晴人に伝えれば平気だよ。

たとえ、告白断ったって私たちの
友情関係にはなんも関係ないんだからさ』



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