空色恋愛。【完】



私はその葵の言葉に
心を落ち着かせた。





私が告白を断ったとしても
私たち四人の関係は
決して崩れない。




私は何よりも
そのことが一番心配だった。





『ちゃんと晴人に私、
伝えてみるね!』





『うん、がんばりな!』





『あと…橙也のはどうしよう
ラインするかしないか…』





『ラインぐらいだししてみたら?
辛くなって無理だと思ったら
やめちゃえばいいんだしさ』





『…じゃあ、ラインしてみる!
葵、ほんといつもありがとう!』




『なーに言ってるの、
こんなのお互い様、頑張ってこいよ!』




そう言い私と葵は電話を切った。



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