サイダーのように 淡く、 儚く 、
サイダー。
あー 、 疲れちゃった。
ピンク色のシャーペンを机に置き、
部活中のグラウンドを眺める。
「 はあ 」
机の上には 、参考書
昨日学校を休んだから
( 熱なんだけどなあ )
参考書の提出期限が、
間に合わなくって、居残り
肩を落としていると、
急に教室のドアが開いた
「 わあっ 」
「 っふ、 」
あたしが吃驚すると、
林田は意地悪な笑顔をして笑った
そしてあたしの心臓は、
忙しそうに 、ドキドキいう
「 居残り俺も 」
「 、そ そうなんだ 」
どうしよう、心臓がうるさいっ
自分でも顔が苺色に染まるのが、
はっきり分かってしまうくらい、
でも 、 嬉しい
「 お前ピンク好きだよな 」
林田は私のシャーペンをとり、
私の持ち物を1つずつ目で追う
「 、うん 可愛いから 」