サイダーのように 淡く、 儚く 、


 「 愛美どこ行ってたの! 」


 
 親友の佐奈が頬を膨らませて、

 机にお弁当を広げまっていた



 「 ごめん、ちょっと 」

 「 食べよー、お腹すいた 」


 
 2人で手をあわせて、

 いただきますをした。

 
 お母さん今日もお弁当ありがとう。

 当たり前の優しさなんて、

 思っちゃいけないんだよね。


 いつか別れが来るときに、
 
 後悔なんてしたくないもんね

 
 そんな事を考えながら、

 今日も苺ミルクを口に含む


 、甘い 美味しい

 今林田も飲んでくれてるのかな

 そう思うと、何だか恥ずかしくなった


 
 「 苺ミルク甘くない? 」



 佐奈がカフェ・オレの、

 ストローをくわえながら言った

 私からすればカフェ・オレは苦い


 そういう面でもすごく、

 佐奈は大人だと思う
 
 それに比べたら、私は子供だな



 「 甘くて美味しい 」

 「 愛美って女の子らしいよね 」


 
 佐奈はニコニコして言う

 私女の子らしいかな
 
 そんなの思った事なかったな
 
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