サイダーのように 淡く、 儚く 、


 「 そんな事ないよ 」

 「 100の質問に答えてね 」

 「 え、ひゃ、100? 」



 100って、大変そーだな

 覚悟をして佐奈の瞳を見た


 
 「 好きな食べ物は 」

 「 苺です 」

 「 好きな飲み物は 」

 「 苺ミルクです 」


 
 昨日林田からもらったサイダー

 すごく美味しくて綺麗だったな


 
 「 あと、サイダー 」

 「 え、愛美がサイダー? 」



 佐奈が驚いた顔で見てくる

 信じられない様子だけど、

 昨日から好きになったんだもんね


 でも、ただのサイダーじゃなくて

 林田からもらったサイダー

 これが1番美味しいの



 「 飲んでるの見た事ない! 」

 「 昨日から好きになったの 」


 
 そういうちょっと天然な所も乙女

 あたしが言ったあとに佐奈は言った

 
 天然じゃないのにっ反論すると、

 可愛いなって馬鹿にされちゃった


 お弁当箱は空になったけれど、

 恒例になっている、食後のおやつ

 このためにご飯は少なめなの


 
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