俺の彼女は完璧彼女
俺は後ろを振り向いた。
そこには夏がいた。
「大成!!!!!!なにしてんだよ!」
夏は走ってきたのか息を切らせていた。
「なにって……まぁ、なつ関係のこと。」
俺は後輩をみて呆れた口調で言った。
夏は後輩をみて何かを思い出したように首を縦に動かすと後輩に向かって口を開いた。
「今週の土曜日、体育館で練習試合があるからまた応援来てな!!!!!!ハチミツレモン待ってるぜ!」
練習試合のことだった。
多分夏はハチミツレモン目当てだろうけど。
後輩達は嬉しそうにはいっ!と言って行ってしまった。
なんじゃありゃ………
後輩が行ったのを確認すると夏がいきなりこちらを振り向いた。
ドキッ。
としたのは秘密だ。
「大成!!!!!!バスケしよ!」
無邪気に笑ってそんなことをいいだす。
夏はすっげー可愛い顔してるのに……
性格の半分ぐらいは男らしさが入っているのである。
そんな夏が俺は好きなんだけどな。
「……いやか?………」
夏は心配そうに俺の顔を覗きこむ。
たまに見せるこういう面も俺は好き。
「いいよ。」
俺がそう言うと夏は太陽のように笑った。
可愛い……/////
俺は全てを含めて夏が大好きなんだ。