俺の彼女は完璧彼女

 「夏~動き悪いよーー。」


 俺は今大好きな5対5をしています。


 が


 気が散って集中できなくてマネージャーに怒られているいま。



 「だって……愛菜があんなこというから…」


 俺の動きが悪い理由。



 それは一時間半前の出来事でした。


──────────────一時間半前


 「素直になるには…どうしたらいいの?」


 俺は愛菜に聞いてみた。


 「まずは~性格から変えなきゃね♡」


 愛菜は悪魔のような笑みを浮かべるから俺はその場から逃げようとしたけど…


 「夏~逃げないの♡」


 こりゃやばい。


 そう思ったときにはもう愛菜は動き始めていた。


 「大成くーん。あ、いたいた、ちょっといい?」


 ドキッ!!!!!!

 
 愛菜は男バスから大成を呼び出した。


 い、いいいいい、いったい何のために!?


 大成はなにも知らずにこっちにくる。


 まぁ、俺もなにも知らないけど。


 「今週の日曜日、休みでしょ?夏がデートしたいって言うからさー。大成くんは予定どう?」


 え。はぁ!?


 誰がデートしたいなんていった!?


 いつどこで何時何分!?


 「あ、俺休み。夏。じゃあ、大福駅に10時。」


 「え。」

  
 大成はそれだけ言うと練習に戻ってしまった。


 「夏やったね!!服装は私が選んであげる。」


 なにが起こったのか全くわからない。


 そんな私に愛菜がとどめをさした。


 「デートってことはキスとかするってことかな?www」


 ボンっ!!!!!!


 私は気絶した。


 た、た、大成とキス!?



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